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<title>ふぅだっと。 (NFL / セインツ)</title>
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<description>NFL / New Orleans Saints(ニューオーリンズ・セインツ)応援ブログ</description>
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<title>QBデレク・カー引退</title>
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<![CDATA[ <p>いろいろありましたが、カーは引退を表明しました。</p><p> </p><p>2024シーズン第14週のジャイアンツ戦でスクランブルした際に左手の骨折と脳震盪を患いました。当初はシーズン中の復帰もあり得ると楽観的に報道されていましたが、結局復帰することなくシーズンを終えることになります。シーズン後は戦績(not 個人成績)、相次ぐケガ、年齢、サラリーなどの問題から、セインツでのキャリアは終わりなのではないかという論調もありました(私がその最たるものでしたが)。しかし、新HCケレン・ムーア就任後も何ら動きは無く、3月中旬のリーグ新年度の直前にはサラリーキャップ超過を解消するために大幅なリストラクチャーを敢行。2025シーズンもカーが続投するのだと誰もが思いました。</p><p>しかし、ドラフト半月前の4月中旬に突如、利き腕である右肩の重傷が報じられ、シーズン全休の可能性も示唆されました。右肩の関節唇と回旋筋腱板の損傷で、手術を受ける場合はシーズン全休になる、プレーできるレベルまで回復するかどうかは不明というものでした。長年蓄積された疲労とジャイアンツ戦でのケガの影響によるものと推測されます。右肩の問題はカーが3月下旬にスローイングの練習を再開した際に痛みを感じて発覚したらしいです。以降、カーはチームのドクターらと相談し、手術を含むあらゆる選択肢を検討してきました。カー自身とチームが右肩の問題をどのタイミングで認識したのか、その正確な時期については私的には確証が無いのですが、3月下旬というのが真実であるならば、リストラクチャーの時点ではチームはこの問題を認識していなかったということになります。そして、ドラフト直前に報道されたのがいったいどのような筋の情報によるものなのかもよくわかりません。セインツがドラフト上位でQBを指名したがっているという動きを察したカー側がリークしたという憶測もありますが、根拠はありません。セインツは2巡でQBタイラー・シャックを指名。その前後にもカーとチーム、そしてカーの家族間で話し合いは継続してきました。若干揉める感じもあったのかもしれません。結論としてカーは引退を決断。カー自身もセインツも新たな道を進むことになりました。</p><p> </p><p>引退に際しリストラクチャーにより保証されたうちベースサラリー分の約30Mがセインツに返還されることになりました。元々リストラクチャーされた40M(ベースサラリー分約30M+ロスターボーナス分10M)のうちベースサラリー分はケガによりIR入りした場合等に限られるという条件付きのものでした。そして、引退に際し、カーとセインツは話し合いに合意し、セインツはロスターボーナス分10Mの返還は求めないこと、カーはベースサラリー分約30Mを返還することとなりました。これは条項通りのものだと思われますが、円満解決のため改めて合意したのでしょう。カーがセインツのキャップ状況に配慮してくれた形になります。ありがたやー。</p><p>カーの引退により50.1Mのデッドマネーが生じます。6月1日付で引退リストに入れると、このうち14.5Mが今年計上され、残りの35.7Mが来年計上されます。今年のキャップスペースは25M、来年この金額をそのまま繰り越せばボーダーライン上の数字になりそうです。</p><p> </p><p>レイダースをカットされ前HCデニス・アレンに請われる形で弱体化まっただ中のセインツに来てくれたカーには感謝しかありません。レイダース時代のカーはケガによる欠場が2試合のみでした。移籍後はあちこち痛めて何度も試合を離脱、昨年は7試合も欠場するなどケガが急激に増えました。OLが脆弱だったのと、カー自身も年齢や疲労の蓄積により耐久性が落ちていたのでしょう。元気な時のカーはフランチャイズQBとして申し分なかったと私は思います。特に昨年のプレーはキレッキレでした。クリント・キュービアックのシステムとの相性も良かったと思います。カー、テイサムヒル、Cエリック・マッコイ、WRクリス・オラーベ&ラシッド・シャヒードが全員揃った状態でのキュービアック・オフェンスをもう1度見てみたかった・・。こんな形での別れ方は残念だし無念です。引退後の人生が幸あることを願います。</p>
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<link>https://ameblo.jp/yoda-da-yon/entry-12902307070.html</link>
<pubDate>Mon, 12 May 2025 10:11:34 +0900</pubDate>
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<title>【NFL Draft 2025】2巡指名QBタイラー・シャックの紹介</title>
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<![CDATA[ <p>2巡40位という上位でQB指名しました。セインツのQB指名としては、1971年に1巡2位でアーチー・マニングを指名した以降で最も高い位置となります。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">2巡40位: QB タイラー・シャック (ルイビル大) 6-5 / 219 25歳</b></p><p>強肩。肩と腕の力だけでヒットを受け体勢を崩しながらもTDパスを決めることができる。スローイングに入ってからボールを放つまでが速い。タイトウィンドウに投げ込めるコントロールと度胸があるが、無茶投げも多い。ロングのボールプレイスメントはうまいが、短いクイックパスはターンボールになりがち。動きながら空くレシーバーを探すことができる。レシーバーがフリーになれるのを素早く判断することができる。特にマンカバーのミスマッチは見逃さない。</p><p>プレッシャーがきてもデザインプレーであれば落ち着いて遂行できるし、ステップアップやロールアウトで時間を稼ぐこともできるが、気が付いたら目の前にラッシュが来ている場合は焦って雑に投げてしまう。ギリギリまで粘るのは良いが、回避の動きに移るのが少し遅く回避しきれなくなることも多い。</p><p>ビッグプレーはプレーアクションが多い。パンプフェイクもよく使う。アイフォーメーションとショットガンのハイブリッドで、RPO(なんちゃって含む)もこなす。</p><p> </p><p>QBをドラフトする際は肩の強さこそ正義みたいなところがあります。こればかりは矯正できませんからね。逆に言うとそれ以外の要素はコーチングと本人の努力次第とも言えます。シャックの場合はケガの遍歴や高い評価でリクルートされたものの3年間も控え生活を送ったことなど、苦難が多く、それらを乗り越えて最後の1年で結果を示したことは大きな意味があると思います。フットボールに対する基本的な姿勢はこれらの経験の中で培われていると思って良いでしょう。その延長線上でNFLレベルの判断力・決断力は身につくと思います。あとはクイックリリースのコントロールと、プレッシャーが来た際の動きを素早くすること。どちらもウェストコースト系のパスをつないでドライブを進めるスタイルには必須のポイントですからね。でも、これって修正できるのかなあ・・。年齢は今さら言っても仕方なし。経験が多いから伸びしろが無いというわけでもなかろうし。ただ、3年連続でシーズンエンドのケガを負ってるのは気になりますね。OLガチガチで守ってあげる必要性は大きいでしょう。</p><p> </p><p>デレク・カーがもはや構想外状態なので、2年目のスペンサー・ラトラーと先発争いをすることになります。プレシーズン初戦はおそらくラトラーが先発してくるでしょう。その後どのタイミングでシャックが昇格するのか。開幕前か開幕後か。個人的にはラトラーより上と評価しており、開幕先発を勝ち取ると予想しています。</p><p> </p>
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<link>https://ameblo.jp/yoda-da-yon/entry-12898561900.html</link>
<pubDate>Thu, 01 May 2025 19:50:12 +0900</pubDate>
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<title>【NFL Draft 2025】1巡指名OTケルビン・バンクスの紹介</title>
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<![CDATA[ <p>今回から実際の動画を見ながらセインツがドラフト指名した選手についてあれこれ語りたいと思います。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">1巡9位: OT ケルビン・バンクス (テキサス大) 6-5 / 315 21歳</b></p><p>トゥルーフレッシュマンから3年間不動のLTとして出場し続け、欠場は最終年のSECチャンピオンシップのみ(左足首のケガ)。力強さと技術を合わせ持ちパスプロ・ランブロの両面で安定したプレーを見せます。パスプロでは、フットワークが軽く相手の動きをミラーリングして常に真正面から捉える姿勢を保ち崩されません。ランブロは特に強く、重心を常に低く保ち相手を押し込みます。DLだけでなく、常に2ndレベルにも意識を持っており、ブロックの移行がスムーズでタイミングも的確です。視野が広くかつプレーの理解度が高く、適切なタイミングでヘルプに行ったり、必要な場所へブロックに行くことができます。</p><p>プルの動きもスムーズで運動能力に問題があるようには思えませんが、コンバインの成績がかなり悪いです。ケガの影響が残っているのかもしれません。腕が33.5インチと若干短く、パスプロ時の相手のハンドテクニックに対して不利になりかねないという懸念があります。パスプロ時に待ちの姿勢が強く、もっとアグレッシブに腕を使って押しのけなければ勢いの乗った相手のブルラッシュに押し込まれスペースへの侵入を許してしまうことがあります。</p><p> </p><p>常に全体を見渡し姿勢を保ち足を細かく動かし続け次々とブロックして行くプレースタイルは好感が持てます。安定感がありどっしり構えている感じで、たしかにアスリート性は感じません。が、それがプレーに影響していないのであれば問題ないでしょう。腕が少しだけ短いのは気になりますね。勢いの乗った相手のブルラッシュを腕を使って力強く押しのけられないのもこれが一因かもしれません。テクニックやプレーへの意識で補えれば良いのですが。それ以外は完成度が高く、あとはプロのスピードに慣れる、そのための更なるステップアップぐらいでしょう。体重の割にどっしり感があるのでRTやGの適性が高そうですが、いきなりLTとして起用してもやって行けるのではないかと期待してます。</p><p><br></p><p>起用法として考えられるのは次の3通り。</p><p>①LTバンクス、LGトレバー・ペニング、RTタリーズ・フアガ</p><p>②LTフアガ、LGバンクス、RTペニング</p><p>③LTフアガ、LGペニング、RTバンクス</p><p>Cエリック・マッコイのケガ耐性さえ何とかなればそれなりに強力なユニットができるのではないかと今からワクワクします。</p><p>バンクス指名はおそらくBPA。それだけでなく、若いQBに強力なOLを整えてあげたいというフロント&コーチ陣の思いもあったのでしょう。</p>
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<link>https://ameblo.jp/yoda-da-yon/entry-12898252817.html</link>
<pubDate>Tue, 29 Apr 2025 19:43:01 +0900</pubDate>
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<title>【NFL Draft 2025】3日目の指名と総括</title>
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<![CDATA[ <p>ドラフト3日目のセインツもトレードをいっさい行わず、順当に5人を指名しました。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">4巡112位: LB ダニー・スタッツマン (オクラホマ大) 6-3 / 233</b></p><p>だいたい100位前後での指名が予想されていたプロスペクトなのでまあまあ良い感じのピック。プレーを読む能力はそこそこだが、そこからの反応が速く、一気にブロックをすり抜けてタックルする。特にインサイドのギャップを瞬時に見分け突っ込むのがうまい。逆にアウトサイドへの反応は遅く、ブロックに捕まると外せない。パスプレーに対してはブリッツは得意だが、カバー能力は並み。ゾーンへ下がる動きは的確で滑らかだがボールへの反応は鈍い。</p><p>3巡に続きラン・ディフェンスの改善を意図した指名と思われます。プレーを読むのは勉強すれば良いのですが、それ以外にも技術的な課題は山積み。デマリオ・デービス最後の1年でどこまで吸収し成長できるかですね。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">4巡131位: CB クインシー・ライリー (ルイビル大) 5-11 / 194</b></p><p>3~4巡指名予想が多かったプロスペクトでバリューピックと言えます。6年間のカレッジ生活で既に24歳。様々なカバー経験を持ち、INTとPBUの数が多い。下半身の動きが滑らかかつキレがあり1対1に食らいついて行くことができ、下がった際もルートとボールの動きを予測し的確なポジショニングができる。フィジカルにプレーしキャッチポイントで競り勝つ。リカバリー能力やランサポートには疑問符。特にミスタックルがあまりにも多く、どこを守るにしてもここが改善されない限り控えの立場から脱却できない。</p><p>カバー能力を高く評価する人もいれば、粗が目立ち技術面や判断力をコーチングにより磨いていく必要があるとする人もいます。即戦力とは言えないかもしれませんが素質はありそう。本人いわくルイビル大のスキームがDCブランドン・ステイリーと類似しているそうで、しっかりハマれば時間はかからないかも。年齢的にも猶予ありませんしね。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">6巡184位: RB デビン・ニール (カンザス大) 5-11 / 213</b></p><p>3~4巡での指名予想も見受けられたプロスペクトでバリューピックです。レーンが空くのをしっかり見極め爆発的に抜けて行く。2ndレベルまでのビジョンを持つ。スピードの緩急が鋭くミスタックルを誘発しやすい。ヒットを受けても崩れずに低い姿勢を維持し、2ndエフォートでヤードを稼ぎ、ショートヤードをクリアできる。スクリーンやセイフティバブルなどレシーバーとしても活躍する。ボールセキュリティは好成績。体格ほどのボディバランスが無い。序盤のバーストが遅くロスしがち。トップスピードはかなり遅い。パスプロがんばれー。</p><p>体格的にゴリゴリのパワーバックかと思いきや、視野の広さと判断力、ミスタックルを誘発する能力で活躍するタイプみたいです。ある程度OLが堅いオフェンスじゃないと活きないかもしれませんね。そうは言ってもショートヤードをとることができるのは極めて大きいです。即戦力として期待して良いかもしれません。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">7巡248位: TE モリキ・マタバオ (UCLA) 6-6 / 260</b></p><p>初速のクイックネスでフリーになれるが、スピードその他もろもろが欠けるためカバーに追いつかれてしまう(40yが4.81の段階でダメです)。レシーブ時の競り合いは強い。ブロック面も発展途上でハンドテクニック、フットワークともに課題山積。</p><p>テイサムヒルが大ケガとはいえ、ジュワン・ジョンソン、フォスター・モロー、ジャック・ストールと粒揃いなので、ロスターに残るの難しそう。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">7巡254位: Edge ファディル・ディグス (シラキュース大) 6-4 / 257</b></p><p>極めて荒削りな素材型と言った感じ。一流のサイズと身体能力を持つもののそれを生かす技術や判断力が無い。パスラッシュのテクニックはいくつか会得しているが、スピードをパワーへ変える力が見受けられない。</p><p>Edgeは頭数が足りないとはいえ、なかなか厳しいものがありますね。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">GMミッキー・ルーミスによるドラフト総括の記者会見</b></p><p>1巡のケルビン・バンクスを除く全員がシニア、シャックやライリーに至ってはカレッジ生活6~7年ときてます。GMルーミス、ケレン・ムーアHCが随所で語っていたように、今年のドラフトは経験値を重視したものとなっています。困難の克服、様々なスキームへの理解など、あらゆる経験がプロでの成功につながると確信しているようです。シャックの年齢についてもインタビューやスカウティングに関わった全員がポジティブに捉えていると言ってます。</p><p>今回のドラフトでトレードアップを実行しなかった点について、ルーミスは同列に評価しているプロスペクトが複数いたため、必要が無かったと言ってます。シャックの指名についても、彼や彼以外(ジャクソン・ダートのことか)のQBのために1巡へトレードアップすることを検討したが、たとえ指名できなかったとしても同等のプロスペクトを指名できるから、それはやり過ぎだと考え実行しなかったそうです。あれ、よっぽど気に入ってたんだとばかり思ってたのだけど・・。</p><p>GMルーミスはバンクスを汎用性の高いOLと捉えており、暗にLG起用の可能性を示唆しました。実際にはムーアらコーチ陣が適正なポジションを決めることになるとは思いますが、タリーズ・フアガとトレバー・ペニングにGが務まる気がしないのもあり、現実的な話だと思います。バンクス指名によりベストな5人のラインナップを完成できると自負しているようです。</p><p>WRの獲得は強く希望していたが、狙っている選手をうまいこと指名できなかったとのことです。たしかに1巡も2巡も直前の位置でテタイロア・マクミランとルーサー・バーデンが指名されていましたね。</p><p>ケガ離脱中のQBデレク・カーについての質問はシャットアウト。そして、シャックの話題の中でQBに競争がもたらされると語り、カーが健康だった場合はカーもその競争に加わるのかと問われると、あわてて健康だったら彼が先発だと強調しました。うーん、これはもうこじれまくってるな。カー復帰の目は完全に無いと思っていいでしょう。</p>
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<link>https://ameblo.jp/yoda-da-yon/entry-12897880060.html</link>
<pubDate>Sun, 27 Apr 2025 23:46:40 +0900</pubDate>
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<title>【NFL Draft 2025】2日目は2巡40位でQBタイラー・シャックを指名するなど</title>
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<![CDATA[ <p>ドラフト2日目は開始早々にLBカーソン・シュウェシンジャー(UCLA)、WRジェイデン・ヒギンス(アイオワ州立大)、オハイオ州立大のRBコンビといった個人的に気に入っていた候補が次々と指名されていき1人絶叫してました。そんな中、セインツは2巡で遂にQBを指名し、それ以降も特にトレードすることも無く普通に指名を続けました。3巡と4巡をそれぞれ2個ずつ持ってるから、それを原資にトレードアップしてくるとばかり思ってたんだけどなあ、珍しくおとなしいですね。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">2巡40位: QB タイラー・シャック (ルイビル大) 6-5 / 219</b></p><p>オレゴン大、テキサス工科大、ルイビル大で計7年間のプレー実績があり、今年26歳になります。オレゴン大時代はジャスティン・ハーバート(チャージャーズ)のバックアップ、テキサス工科大時の3年間はいずれも開幕戦から先発出場するもののシーズン全休のケガ(鎖骨、腕、脚)で半分以上の試合を欠場しています。まともに活躍したのはルイビル大に移籍した最後の1年のみ。</p><p>肩が強いだけでなく、腕や手首だけでロングパスを投げられる強者。ポケットが保たれればしっかりとカバーを読み正確なパスを狭いスペースにも投げることができるが、プレッシャーが掛かると判断ミス、フォームが崩れる、足を使って時間を稼げないなどいくつもの問題を露呈する。クイックパスがクイックじゃない。ケガがあまりにも多く耐性に懸念がある。オールドルーキー。</p><p>2日目から3日目まで評価の振り幅が非常に大きいプロスペクトです。プレッシャー耐性の問題だけでなく、ケガの多さや年齢も大きくかかわっていると思います。かなりのリーチ指名ですが、2巡下位から3巡上位と評価する人もいるぐらいですし、セインツはよっぽど気に入っていたのでしょう。</p><p> </p><p>【ケレン・ムーアHCの会見(要旨)】</p><p>・ インタビューの際にキャリアで多くの困難を乗り越えてきたことについて話し、好印象を持った</p><p>・ 年齢は気にしておらず、むしろ多くの経験が意味を為す</p><p>・ 経験値、試合に対する心構え、どこにでも投げられる力がチームにとって魅力的だった</p><p>・ ジャレッド・ゴフやカーク・カズンズのようなリズムとタイミングでプレーする選手になれる</p><p> </p><p>ケガ耐性、年齢、プレッシャー耐性などいろいろと問題はありますが、QBガチャの最初として試す価値はあると思います。いわゆる純粋ポケットパサーで、プレーが崩れてから自力で打開しビッグプレーを生み出すようなことはできません。現在のNFLのトップQBはみんなこれできるので、ここはちょっと気になるところです。運動能力は悪くないみたいですけどね。もはや伸びしろは無いとも言われていますし、いきなり実戦投入する可能性もありますが、開幕まではスペンサー・ラトラーとの先発争いです。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">3巡71位: DT バーノン・ブラウトン (テキサス大) 6-5 / 311</b></p><p>3~5テクというセインツ的に薄いポジションのプロスペクトです。レッドシャツ後の最初の3年間は先発が2試合のみで、最終年でスターターに昇格しました。ファーストステップの力強さと速さで相手を圧倒しダブルチームをちぎることもある。パワーとフットワークでプレッシャーを掛ける。フットボールIQが高くプレースタイルも多彩。ブロックを押して跳ね除けるために下半身・上半身の両方を強化する必要性。高い運動能力の割に成績が平凡。といった評価です。</p><p>これまたリーチ指名で、たまに3巡評価のサイトも見ますが、多くはトップ100圏外となっています。何ともコメントの難しい人を指名しました。この位置から即戦力になるのは難しく、まずはローテーションの一角を担ってもらうことになるでしょう。2021~23の3年間、DLコーチ、ボー・デービスの指導を受けてました・・って、ただのコネ採用じゃないか!</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">3巡93位: S ジョナス・サンカー (バージニア大) 6-0 / 206</b></p><p>ディープを幅広く守るよりもボックスなどの浅めの場所からおそろしい速さで上がってタックル、パシュートしてタックル、とにかく判断・反応・足が速く勢いよく飛び込んでダウンさせるハードヒッター。カバー能力は平凡ながらもスロットWR、TEにはしっかり付いて行ける。ディープを守らせるのは不安。プレーアクションに引っ掛かりやすい。CJGJの性格が良いバージョンらしい。</p><p>今度は結構なバリューピック。タイラン・マシューの後継にぴったり・・いや、どちらかというとジャスティン・リードの方がタイプ的に似てないか?1年目はダイムバックやマシューの負担を減らす要員という感じでしょうか。あとスペシャルチームでの活躍も目覚ましいらしいので、そちらも期待されます。</p><p> </p><p>2巡はやはりQBに行ったかあ・・という感想です。1巡ではないものの、それなりに高い位置での指名になるので、来年のQB上位指名の可能性はほぼゼロになりました。3年は見守る必要があるでしょう。</p><p>3巡は即戦力たりうるRB、WRを指名してほしかったのですが、中途半端にディフェンスを連続指名。FAで補強したダボン・ゴドショウ、ジャスティン・リードとまったく同じポジションなんですよね。SSタイプとDTを重層的に固めて近年崩壊していたラン・ディフェンスを一気に改善しようという意図が見えます。ドラフト前の会見でDCブランドン・ステイリーがラン・ディフェンスの重要性を語ってましたし。いや、そんなわかりやすい話を直前に垂れ流してるんじゃないわよ。</p><p> </p><p>3日目は即戦力WRはもうあきらめたので、RBは是非ともお願いしたい。早めで。あとは、正直よくわからん。</p>
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<link>https://ameblo.jp/yoda-da-yon/entry-12897614723.html</link>
<pubDate>Sat, 26 Apr 2025 23:13:21 +0900</pubDate>
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<title>【NFL Draft 2025】セインツの1巡9位指名はOTケルビン・バンクス</title>
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<![CDATA[ <p>ドラフトが始まりました。</p><p> </p><p>1巡指名開始当初はブラウンズとジャガーズのトレードという若干のサプライズはあったものの、指名される選手は順当そのもの。RBアシュトン・ジエンティ(ボイジー州立大)は6位レイダース、WRテタイロア・マクミラン(アリゾナ大)は直前のそれもパンサーズに指名されたものの、セインツの9位までTEタイラー・ワレン(ペンシルバニア州立大)もコルストン・ラブランド(ミシガン大)も残ってました。QBシェドゥーア・サンダース(コロラド大)や絶対扱いきれない系のEdgeを指名するんじゃないわよと思いながら見守っているところでピックイン。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">1巡9位: OT ケルビン・バンクス (テキサス大) 6-5 / 315</b></p><p>レッドシャツなしのトゥルーフレッシュマンから3年間LTひと筋。フットワーク、クイックネス、低い姿勢、相手との間合いの取り方や位置取りなどが非常に良く、パスプロ・ランブロの両面で完成度が高いが、前のめりになり過ぎる点、腕の長さが若干不足してるっぽい点、コンバインの成績が悪い点などの懸念も指摘されています。</p><p>姿勢や筋力はコーチングで改善しようがあるけど、腕の長さや身体能力についてはどうにもなりませんからね。ただ、プレーを見た限りでは身体能力の問題は感じさせないようです。努力と技術で補ってきたのでしょうね。勤勉で実直な性格でありかつ情熱も持ち合わせているらしく好感が持てます。欠場なし、21歳の若さも良い。</p><p> </p><p>OTだけは全然チェックしてなかった・・。なのでどう評価していいのかわかりません。チームはRTトレバー・ペニングをまったく信用していないのだと思われます。Cエリック・マッコイ、RGシーザー・ルイーズは確定なので、LT、RT、LGをバンクス、ペニング、タリエス・フアガの3人でいろいろ試すことになるでしょう。そして来年ペニングが去ったら、LT・RTをバンクスとフアガに任せ、LGを補強する感じでしょうか。</p><p> </p><p>TEのどっちかじゃなくて残念・・という気持ちと、サンダースやリスキーなディフェンス候補を指名しなくてホッとした感じの両方ですね。その後も1巡後半にトレードアップしてQBジャクソン・ダート(ミシシッピ大)を指名するという噂を跳ね除け(ジャイアンツがまんまやってたけど)、おとなしくしてました。いつアップしてくるかわからないので、最後までドキドキでした。</p><p> </p><p>私が1巡9位指名候補として挙げた10名のうち、3名がまだ残ってるんですけど・・。サンダースはまあ順当に評価したら1巡クラスじゃないですからね、さすがプロのフロントは踊らされませんね。CBウィル・ジョンソン(ミシガン大)がスリップしまくってる理由は何だ?ケガがかなりの重傷なのか、やっぱりタックルできない懸念が大きすぎるのか、それとも実は素行面で爆弾を抱えてるとか・・。Edgeマイク・グリーン(マーシャル大)は例の性加害の件ですかねえ、この方面は厳しいですからね。</p><p> </p><p>NFC南としては、マクミランがパンサーズに行ったのも、バッカニアーズがエメカ・エグブカ(オハイオ州立大)を指名してとんでもないWRトリオを形成しやがったのも許せませんね。一方、ファルコンズはジェイロン・ウォーカー(ジョージア大)という地雷を踏んだ上で今年の2巡と来年の1巡を差し出してキャラクター的にかなりヤバそうなジェームズ・ピアース(テネシー大)まで指名していて大変よろしい。さすがのファルコンズも1巡でEdge 2枚抜きとかしないでしょうから、ウォーカーはオフボールLBと見てるのでしょうねえ・・。2年連続で1番楽しませてくれる。</p><p> </p><p>その他、気になった点としては、前回取り上げたIOLが3名とも指名されました。12位でタイラー・ブッカー(アラバマ大)が消えた時点でこの流れは速すぎると思いましたが、その勢いのままでしたね。セインツはバンクス指名で一応今年のLGは埋まった形になりますから(実際に誰が務めるのかはこれから決めるのだろうけど)、もはや縁の無い話であります。</p><p> </p><p>明日の2巡ですが、希望としては、LBカーソン・シュウェシンジャー(UCLA)、WRジェイデン・ヒギンス(アイオワ州立大)です。この2人ならアップも可。DTダリウス・アレキサンダー(トレド大)はステイなら可。バリュー的にはWRルーサー・バーデン(ミズーリ大)も良いかもしれません。RBトレビヨン・ヘンダーソン&クインション・ジャドキンスのコンビ(オハイオ州立大)も良いですが、少なくともどちらかは3巡2個使ったトレードアップで指名できるような気がします。CBウィル・ジョンソンとEdgeマイク・グリーンはちょっと怖くなってきたので、スルーしたいかなあ・・。</p><p>とか何とか言って、結局本命はサンダースなんでしょ?ブラウンズが33位でサッサと指名してほしい。</p>
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<link>https://ameblo.jp/yoda-da-yon/entry-12897356276.html</link>
<pubDate>Fri, 25 Apr 2025 22:46:15 +0900</pubDate>
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<title>セインツの1~2巡指名候補</title>
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<![CDATA[ <p>先日掲載した10名の1巡9位候補のほかに、セインツが上位で指名しそうな選手を、世間の評価が高い順に紹介したいと思います。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">TE コルストン・ラブランド ミシガン大</b></p><p>ワーレンとラブランドのどっちが上と評価するかかなり割れています。ワーレンがTE・FB・QBの位置にセットしてそのようにプレーするのに対して、ラブランドはTEもしくはスロットにセットする。ラブランドの方がよりレシーバー寄りで、ルートランの綺麗さはこっちの方が上。競り合いの強さは同じぐらいだが、ワーレンは体を使ったレシーブがうまい。ラン・アフター・キャッチはどっちも得意だが、ワーレンの方が相手をなぎ倒して進む分稼げる距離が多い。ブロックはどちらも問題ないが、ラブランドはパスプロを中心に発展途上と言われている。という感じではっきり言って好みの違いによるところが大きいです。個人的にはワーレンの体の使い方がうまいところや、テイサムヒルみたいに走るところが好きでそっちをセレクトした感じ。なので、ジエンティもワーレンも残ってなかったらラブランドを指名するのもアリです。</p><p>ラブランドの他にも2巡候補のメイソン・テーラー(ルイジアナ州立大)も気になるところですが、今年TEは1巡上位クラスのタレント以外は補強しなくていいと思ってるので、スルーかなあ・・。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">CB ジャディ・バロン テキサス大</b></p><p>稀にウィル・ジョンソンよりも上に評価する人も見かけますが、1巡中位クラスとするのがおおよその位置付けだと思われます。ソフォモア・ジュニアでニッケルCBやボックスS、シニアでアウトサイドを守りました。ハイブリッドなタイプですが、特にゾーンカバーと堅実なタックルに定評があり、この2点について間違いなくジョンソンよりも上。冷静にQBの動きやレシーバーのルートを読みボールの位置を把握しレシーバーよりも速く反応することができる。パスディフェンスからタックルへと切り換えるのもうまく、フィジカルにヒットし1対1でも問題なく止めることができる。ジョンソンよりも劣るとすればマンカバーの経験不足ぐらいに思えます。アウトサイドではなくニッケルCBと見ている人も多くそれが理由で低めに評価されている印象。ケガやタックルの懸念も無く、個人的にはジョンソンよりこっちを指名したい。ちょっとリーチだけど、9位でも良いとさえ思います。1巡下位に残ってたらアップしても良い。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">DT ダーリック・ハーモン オレゴン大</b></p><p>たまにウォルター・ノーレンよりも高く評価しているのを見かけますが、おおよそ1巡下位から2巡上位と考えて良さそうです。1テクから5テクまで幅広くプレーできる。爆発的なプレーこそ少ないが安定した強さがある。上半身の強さが特筆され、1対1のブルラッシュが得意。ブロックを受けてもギャップを守ることができ、DLユニットとして欠かせない存在になりうる。下半身の動きに俊敏さが無く、サックに届かなかったりミスタックルが若干目立つ。カレッジ最終年に大幅に成長したが、テクニック面はまだ改善の余地が大きい。成長途上まっただ中で、2巡に残っていたら・・という感じかなあ・・。でも、育成能力の無いセインツは回避かなあ。</p><p>2日目予想のダリウス・アレキサンダー(トレド大)も気になってます。パワー、スピード、腕の長さ、運動能力、ハンドテクニックを兼ね備えながらもほぼ年齢の高さだけが原因でスリップしているので、即戦力しか必要ないセインツ的にはアリかと。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">IOL タイラー・ブッカー アラバマ大</b></p><p><b style="font-weight:bold;">IOL グレイ・ゼイベル ノースダコタ州立大</b></p><p><b style="font-weight:bold;">IOL ドノバン・ジャクソン オハイオ州立大</b></p><p>3人とも1巡後半から2巡上位に指名されると思われる選手です。世間の評価はこの順番で定まってます。セインツの2巡40位だとブッカーは無理で、ゼイベルはワンチャン、ジャクソンは残ってる可能性まあまあアリ・・という感じ。</p><p>ブッカーはパーフェクトな選手で、サイズ(OT並みの腕の長さ含む)、パワー(特に下半身)、スピード、冷静な判断力を兼ね備え、パスプロ・ランブロの両方で十分に生かされている。適切なタイミングとアングルのブロックで2ndレベルも対処し、必要なヘルプにも向かうことができる。</p><p>ゼイベルは、カレッジ最終年はLTとしてプレーするが腕の短さ的にプロではGとして見られている(シニアボウルもIOLとして招かれた)。ブッカーほどの完成度は無いが(特にサイズと運動能力)、下半身の強さと俊敏さでパスラッシュを封じ、ボディバランスが良いため最後まで力強くブロックできる。</p><p>ジャクソンは、本来LGだが昨年はLTがケガで多くの試合を欠場したため代わりを務め、見事に全米制覇に貢献した。姿勢の高さは懸念されるもののハンドテクニックとフットワークが良く1度とらえた相手を放さない。身体能力は突出してないがアウトサイドゾーンやプルに出るために素早くスムーズな動きができる。</p><p>そりゃブッカーを指名できれば嬉しいですが贅沢は言いません。2巡40位ステイでジャクソンを指名できれば満足です。</p><p>ちなみに、OTは指名ニーズなしなので、まったくチェックしてません。まだトレバー・ペニングを信用しきったわけではないですが、とりあえず今年は様子見で。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">LB カーソン・シュウェシンジャー UCLA</b></p><p>純粋なオフボールLBとしてはトップの候補で、もはや1巡じゃなきゃ指名できないんじゃないかというぐらい評価を上げてきています。身体能力的なスピードよりもプレーを読んで反応するのが極めて速く、一気にブロックを突き抜けボールキャリアーを仕留め、滑らかにレシーバーやRBのカバーに動ける。タックルも堅実でダブルムーブやカットバックにも負けず仕留めることができる。プレーアクションにも騙されない。ブロックを崩すのに苦戦すること、実績が1年しかないことが懸念されるが、そんなの関係ない、2巡40位に残ってたら迷わずゴー。何ならトレードアップしてもいいよー。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">S マラキ・スタークス ジョージア大</b></p><p>Sとしてトップの評価を受けるものの、1巡後半から2巡前半までと人によってバラツキが見られる選手です。上がりが速く瞬時にブロックを外して堅実にタックルし仕留める、カバーの際は相手に合わせてスムーズに動くことができる。人柄は良く、リーダーシップがあり、フィールド上でも積極的にコミュニケーションをとる。本能でプレーしている面が強く、QBの動きを読んでカバーしないためボールに対する反応が遅れるなど、プロ入り後に修業すべきことが多い。身体能力は高そうに見えるがコンバインの成績は悪い。という感じで、なかなかにハイリスクな指名になりそう。真面目な性格なので基本的なプレーへの姿勢を叩き込めばモノになる気はする。2巡40位で指名するならアリかもしれない。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">QB ジャクソン・ダート ミシシッピ大</b></p><p>セインツは2巡40位のトレードアップを画策しているらしく、これがダート指名のためなのではないかと憶測されています。サンダースが指名された場合の保険なのかもしれません。いずれにしても、サンダース指名のために無理なアップをする可能性が低くなった・・かも?ということで、よかったよかった。1巡9位でダート指名するなんて予想もありますけどね・・。さすがにそれはないと思いたい。</p><p>肩の強さと機動力が特筆され、走りながら投げるのがうまい。ショートからミドルレンジのパスを正確に投げることができる。レシーバーを適切に選択する。デザインされたロールアウト、QBラン、プレーアクション、RPOなど幅広いプレーを遂行できる。狭いスペースにボールを通すがタイトウィンドウへ投げるのは躊躇う。一方で、プレッシャーがかかるとターゲットが誰なのかよくわからないディープパスを投げる傾向があり、これがターンオーバーに繋がることもある。</p><p>うーん、ウィンストンかな?あんまり気が進まないけど、1巡下位のトレードアップ(25位以降?)までなら許容するわよ。でも、来年の指名権は出すなよ。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">RB オマリオン・ハンプトン ノースカロライナ大</b></p><p><b style="font-weight:bold;">RB トレビヨン・ヘンダーソン オハイオ州立大</b></p><p><b style="font-weight:bold;">RB クインション・ジャドキンス オハイオ州立大</b></p><p>2巡指名が予想される3名ですが、ハンプトンをジエンティより高く評価する人もいます。これはボールセキュリティとレシーバーとしての経験値においてジエンティに懸念があることによるものかと思います。</p><p>ハンプトンは適切にレーンを見つけ瞬時に駆け抜けることに長け、ボディバランスが良くワンカットで相手を寄せ付けずに走り続ける。スクリーン、ショベルパスなどのレシーブがうまくパスプレーでも頼れる。ボールセキュリティは高水準で密集地帯でも前へと倒れる意識が高い。フィジカルに当たってタックルをはねのけるがパワーでねじ伏せるほどでもない。瞬発力・加速力はあるが爆発的なスピードがあるわけではなく、ビジョンも広くないため、アウトサイドゾーンへのランは苦手という指摘もある。ゾーンブロックのインサイドランに適性が高いがワンカットで終わる。</p><p>ヘンダーソンとジャドキンスはOSUでキャリーを分け合った2枚看板。ヘンダーソンが爆発的なスピードで常に一発ホームランを狙えるタイプなのに対し、ジャドキンスはゴリゴリのパワーバック。どちらもレシーブ面でも活躍し、ボールセキュリティも優れている(特にヘンダーソンは3年間でファンブルがゼロ)。ヘンダーソンはアウトサイドへのランを得意とし、細かいステップワークでタックルをかわす。捕球範囲が広くセイフティバブルとして頼りになる。サイズの割にパスプロも安定。密集地帯に捕まりやすく(足が止まる)、インサイドのランはあまり得意ではない。コンタクトに弱く耐久性に疑問がある。一方、ジャドキンスは下半身の強靭さが持ち味で倒れにくく、ショートヤードを確実に取ることができる。相手をかわすよりも自らコンタクトして行くことを好む、にもかかわらずケガしない耐久性も魅力。スクリーンなどのパスプレーでも活躍する。トップスピードは並みで、インサイドのランは密集地帯にすぐ突っ込む傾向があり、アベレージは決して高くない。カットバックも鋭さを欠きそのためかタックルを振り切れずに当たって行くことになるのかもしれない。</p><p>ヘンダーソンとジャドキンスもどっちが上か評価が分かれるコンビです。ビッグプレーを望むか安定性を求めるか、これも好みの問題になりそう。ヘンダーソンはカマラっぽさがあり、ケガの多さも気になりますね。セインツ的には2巡40位よりも低い位置でどちらかを指名できればいいと思います。3巡2個を使ってのアップで指名できれば上々。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">WR ジェイデン・ヒギンス アイオワ州立大</b></p><p>1巡指名相当と高く評価する人も散見されますが、2巡クラスというのが大方の評価です。リリース時の加速と滑らかなルートラン、ゾーンカバーへの高い理解力で自らオープンになれる。6-4/214のサイズを生かし、高いボールはもちろん、フィジカル的に有利な位置をキープするなど、競り合いに滅法強い。スピードは遅くは無いがCBを振り切れるほどではなく、それゆえにヤード・アフター・キャッチを稼げないし、マンカバーに苦戦する懸念もある。ルートランは滑らかだけれどキレがない(多様なステップでCBに対抗できるが、スピードをそのままに直角に曲がってCBをちぎるまでは行かない)。マクミランよりもスピードがありシュアハンド(落球が少ない)という点では上。1巡9位でワーレン、マクミラン、ラブランドを指名できない・・ということは無かろうが、指名しなかった場合は2巡40位を多少アップしてでも指名したいプロスペクト。</p><p>サイドライン際などの難しいボールもキャッチできるエメカ・エグブカ(オハイオ州立大)や個人的にスティーブ・スミスみを感じるルーサー・バーデン(ミズーリ大)も気になります。</p>
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<link>https://ameblo.jp/yoda-da-yon/entry-12896327501.html</link>
<pubDate>Wed, 23 Apr 2025 23:02:28 +0900</pubDate>
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<title>セインツの1巡9位指名候補【ディフェンス編】</title>
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<![CDATA[ <p>セインツが1巡9位で指名しそうなディフェンス選手を見ていきます。ニーズ的には、DL(3〜5テク)、Edge(3-4OLBタイプ)、LB、CB(アウトサイド)、Sです。ポジションバリューの観点からはDLとEdgeの優先度が高いです。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">DT メイソン・グレアム (ミシガン大)</b></p><p>DLが弱いと何もできないと身に染みたので、トップ候補をゲットできるなら・・と思い、注目していた選手です。3-4の3~5テクで起用されており、ブランドン・ステイリーのスキームにも合いそうです。</p><p>評価をまとめると「サイズ・パワー・運動能力を兼ね備えそれらを生かしたプレーができる。瞬発力でブロックをかわしたり、ハンドテクニックでブロックを外すことができる。下半身が強く、決して倒されず、スクリメージラインを横へ移動しランレーンを潰すことができ、ブルラッシュも力強い。最後までボールキャリアーを追いかける。汎用性が高く安定しているが圧倒的なスピードやパワーがあるわけではなく、下半身の動きに柔軟性を欠くのもあり、相手をねじ伏せるまでは行かない。腕が短く位置取りに負ける(腕の長い相手に押し出される)懸念がある。」という感じです。クリスチャン・ウィルキンスになれると高く評価する人もいれば、ブライアン・ブレジーにしか見えないと嘆く人もいます。</p><p>実際の映像を見てみるとたしかに強いのだけど、圧倒感や破壊力を感じませんね。ブロックを突破できるけど、その後QBやRBに迫る動きが鈍く、下半身が固いように見えます。これが身体能力の問題なのか、下半身の鍛え方・使い方なのか。前者だと改善のしようがないので厳しいですね。ただ、横からすり抜けるRBをしっかり止めてる時点でブレジーよりは良いのではなかろうか・・。1巡9位に残っている可能性は低く、実際に指名するにはトレードアップが必要になるでしょう。個人的にはそこまでの価値は無いと思います。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">DT ウォルター・ノーレン (ミシシッピ大)</b></p><p>お馴染み素材型の1巡候補。シニアボウルでも活躍したと聞けばいつものように指名の可能性があります。</p><p>評価は「強靭な体格と運動能力を兼ね備え破壊力も持つが荒削り。ファーストステップでペネトレーションするのがうまく、特にランプレーでは効果的に発揮され一気に方向転換してボールキャリアーを仕留める。体を曲げる、沈める、くぐらせるなど柔軟性が高い。判断が悪いこと、パスラッシュのテクニックが少ないこと、重心が高くなりブロッカーに捕まってしまうことなどから十分に才能を生かせていない。」という感じです。ポテンシャルは物凄いがコーチング次第でどこまで伸びるか未知数・・わかりやすい。そのため評価も様々です。グレアムとは対照的な候補と言えます。</p><p>ブロッカーに捕まりがちだけど、たまにキレのある動きで一気にプレーを破壊するのは魅力的。私ならグレアムよりもノーレンかなー。でも、こういうタイプを1巡指名して成功した試しが無いからセインツ的にはやめておこうか。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">Edge ジェイロン・ウォーカー (ジョージア大)</b></p><p>アブドゥル・カーターの次点として挙げられるパスラッシャーですが、実際の評価は人によって本当にマチマチで、難しい候補です。</p><p>評価は「外側(Edge)からも内側(ブリッツ)からもラッシュができる万能パスラッシャー。低い重心とパワーによる爆発的な第一歩とカウンタームーブそしてハンドテクニックで相手を圧倒し、瞬時に加速・方向転換してQBに迫ることができる。この点はQBスパイでも同様で適性が高い。タックルは堅実だが、アウトサイドのランへの反応が遅れる傾向もある。」2ndレベルの動きについては評価が割れており、俊敏な動きと加速力でフィールドの至る所でボールキャリアーを追い詰めることができるという見立てがある一方、バーストと方向転換に優れる点が無く守備範囲が限られるとする意見もある。カバーについてもゾーンディフェンスの適性はあるかもという人と全然ダメという人がいる。</p><p>3-4OLBとして色々な位置にセットさせることができ、ブランドン・ステイリーのゾーンブリッツスキームにフィットしそうな感じはしますが、実際にプレーさせてみると全然違う可能性もあります。評判のパスラッシュについても、このプレーで行くと決めたらそれ一辺倒でダメなら次という切り換えができないという批判も見受けられます。まあ、この点はコーチングで改善できなくはないような気もしますが。試合映像を見てもポケットを内側と外側のどっちでも壊してその中のプレーを崩す専門で、ラインの外や下がってからの守りに課題が多く、守備範囲が相当狭いです。中途半端に終わる懸念が強く、1巡上位指名はかなりの賭けになるでしょう。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">Edge マイク・グリーン (マーシャル大)</b></p><p>フットボール関連では映画でしか聞かないカレッジです。なぜそこの選手が上位候補にいるかと言うと、性加害の告発を2度も受けた過去があり、それが理由で転校したからなんだとか。真実は不明ですがリスクある選手と言えるでしょう。能力は間違いないようです。</p><p>評価は「スピード・パワー・テクニックのすべてを兼ね備え、それをパスラッシュにもランストップにも十分に生かせる。スピードをパワーに変えるのがうまく、多様なプレースタイルを見せることができる。ラッシュ中もポケット内に視線を向け常にボールの動きを追っている。プレーの切り替えやギャップコントロール、アウトサイドへの方向転換もスムーズにできる。即戦力でありながら成長の余地もある。」と誰もが絶賛です。オハイオ州立大戦やシニアボウルでも良い動きを見せており、スモールスクール出身の懸念も払しょくされているようです。</p><p>Edgeとして文句の付けようが無い選手です。カバーの経験が無いのをどう捉えるか。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">Edge ジェームズ・ピアース (テネシー大)</b></p><p>カーター以外の候補は団子状態でそれぞれに課題があり誰をピックするか悩ましいのですが、3-4OLBという観点で候補を絞っています。これまでのセインツなら考えられないような細身のピアースも候補に入ってきます。</p><p>評価は「6-5/241という細身のスピードラッシャーで、ファーストステップからの爆発力を維持し一気に外側をめくり内側も切り込む。ブルラッシュも力強く相手を押し込むことができる。様々な位置にセットして効果的にラッシュでき、外側へ行くと見せかけて内側へ切り込むなどの動きもうまい。カバーに下がることもでき、そこからスムーズにタックルする。しかし、とにかくテクニックが少ない。相手OLが攻撃的なランブロックを仕掛けてきた際に競り負ける。キャラクターが最悪。」ということです。</p><p>1度ガッツリ捕まると次の動きへ移ろうとしてもなかなか抜け出せないところが見受けられ、これがテクニック不足ということなのでしょうか。コーチングによりこの課題を改善できるかどうかが成否を分けるポイントになりますね。あと、自身の回りの人間が相当タチの悪い感じでチームが取り扱いに苦労したとか何とか。弱いチームにとって癌にしかならないかもしれない。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">CB ウィル・ジョンソン (ミシガン大)</b></p><p>CBの完成度で言えばトラビス・ハンターよりも上と評されます。カレッジ最終年はケガで6試合しか出場していません。</p><p>評価は「カバー能力はほぼ満点。プレーを正しく読み落ち着いてかつ鋭く動ける。足腰が強く、バックペダル、方向転換もスムーズ。スピードもありバーストも得意。プレスカバーでは相手を押し出して位置取りで優位に立つが、やり過ぎて直線的なルートを一気に抜き去られることも見受けられる。ボールホーカーでQBに罠を仕掛けるのも得意だが、狙い過ぎて逆にやられることもある。タックルの姿勢に問題がありミスタックルが多い。」とかなり良いです。マンカバー、ゾーンカバーのいずれもハイレベルにこなせます。プレスカバーのやりすぎ問題はゾーンディフェンスのセインツではあまり関係ないでしょう。</p><p>タックルできない問題は相当深刻。実際に見てみると、プレーを読んで速攻で上がってダウンさせるのはうまいですが、オープンフィールドで1対1になると外へ押し出す以外にほぼ何もできてない。PBU失敗してYACを大幅に許したプレーもあり、これは完全にマーカス・ウィリアムズ・・。</p><p><br></p><p>個人的にウォーカーは無いです。素の身体能力だけで評価されている感じ。グレアムはブレジーみたい・・という評価を複数見て私は萎えました。ノーレンとピアースは素材タイプの育成能力がゼロなセインツには厳しいと思います。コーチ陣一新で変わるかもしれませんが・・。ジョンソンも1巡9位でタックルできないのは無理。性加害の地雷さえ解決済みなのであれば、グリーンが最も良いのではないかと。うーん、今年は1巡はオフェンスのスキルプレーヤー指名しとくのが1番かな。サンダースは勘弁してほしいけれど、ジェンティ、ワーレンがどっちも残ってなくてもマクミランは指名できるでしょう。</p><p> </p>
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<link>https://ameblo.jp/yoda-da-yon/entry-12894060984.html</link>
<pubDate>Sat, 19 Apr 2025 13:52:41 +0900</pubDate>
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<title>セインツの1巡9位指名候補【オフェンス編】</title>
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<![CDATA[ <p>セインツが指名しそうなドラフト候補を具体的に見ていきます。</p><p> </p><p>今年は全体的に大凶作です。トップ10に相応しい候補は、CB/WRトラビス・ハンター(コロラド大)とEdgeアブドゥル・カーター(ペンシルバニア州立大)ぐらいだと言われています。1巡後半レベルの選手はそこそこいるみたいですけどね。全体1位ほぼ確定のQBキャム・ウォード(マイアミ大)からして例年なら2~3巡クラスなんだとか。もう、この時点でプロスペクトをチェックする気持ちが萎えちゃいます。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">【私がガチ予想するモックドラフト】</b></p><p>1位: テネシー・タイタンズ ・・・ QB キャム・ウォード (マイアミ大)</p><p>2位: クリーブランド・ブラウンズ ・・・ Edge アブドゥル・カーター (ペンシルバニア州立大)</p><p>3位: ニューヨーク・ジャイアンツ ・・・ CB/WR トラビス・ハンター (コロラド大)</p><p>4位: ニューイングランド・ペイトリオッツ ・・・ T ウィル・キャンベル (ルイジアナ州立大)</p><p>5位: ジャクソンビル・ジャガーズ ・・・ DT メイソン・グレアム (ミシガン大)</p><p>★★★ ここまでほぼ確定 ★★★</p><p>6位: ニューヨーク・ジェッツ ・・・ TE タイラー・ワーレン (ペンシルバニア州立大)</p><p>7位: ラスベガス・レイダース ・・・ RB アシュトン・ジエンティ (ボイジー州立大)</p><p>8位: カロライナ・パンサーズ ・・・ Edge ジェイロン・ウォーカー (ジョージア大)</p><p>9位: ニューオーリンズ・セインツ ・・・ QB シェドゥール・サンダース (コロラド大)</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">【セインツの1巡9位指名予想】</b></p><p><b style="font-weight:bold;">QB シェドゥール・サンダース (コロラド大)</b></p><p>カーが今季ほぼダメっぽいことが決まり、9位に残っていた場合にサンダースを指名する可能性が濃厚になりました。</p><p>評価をまとめると「【長所】スナップ前にプレーを読み、プレー中にカバーを読む能力があり、ボールプレイスメントが正確で、短いパスやバックショルダーパスも投げることができる。決して強肩ではないがディープボールも正確。【短所】6-1/220と背が低めで、身体能力・運動能力は並み。ポケットワークとボールを持ちすぎる点は大幅に改善する必要あり。特にプレッシャーを受けた際に回避するためのフットワークが悪く(ステップアップやロールアウトするのではなく、後ろや横へ逃げ回る)、無駄なサックを受けることが多い。プレッシャー耐性が低いわけではないが、パスラッシュを読むことができていないのも一因と思われる。」という感じです。素材としては高くないため、コーチが上位でドラフトしたくなるタイプでは決してないです。フットボールIQと長短両方のパスの正確性で評価されていますが、これらはコーチングで改善できる点とも言えます。プレッシャーがくるとドタバタというよりも動きがモッサリしてて、運動能力は高くないんだろうなという感じ。それで逃げ切れなくてサックされる。これはちょっと厳しいなあ・・。パスプロが弱い(特にインサイド)セインツでは潰れる可能性が高いです。</p><p>それでも今年のプロスペクト全体のレベルの低さをもってすれば、9位指名なら賭けてみるのも良いと思います。最悪なのは、2位ブラウンズがスルーした場合に来年1巡を対価に4位ペイトリオッツとトレードしてサンダースを指名するパターン。来年の方がもっと良いQBいるし、どうせ来年も上位なんだからQB指名しなくてもトップ選手を確実にゲットできるのに・・。ブラウンズはケニー・ピケットとジョー・フラッコを獲得しQBはこの体制でお茶を濁すこともできます。ペイトリオッツはキャンベルと相思相愛のようですがアーマンド・メンボウ(ミズーリ大)でも良いと思えば全然ダウンできます。得意先のペイトリオッツだけにマジでありそうで怖い・・。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">RB アシュトン・ジエンティ (ボイジー州立大)</b></p><p>1巡9位として個人的に推したいのはジエンティです。RBは1巡で指名すべきポジションではないというのが私の信条ですが、今年のドラフトで確実にチームを強くしてくれる選手はカーターとハンターを除けばジエンティぐらいかと。だったら変に安全策や賭けに出るのではなく、バリュー無視してタレントをとった方が良い。</p><p>評価は「優れたビジョンによる迅速かつ的確な判断とタフさ・ボディバランス・瞬発力で密集地帯から抜け出すことができ、その先でもミスタックルを誘発するなどして1対1を交わす能力にも長ける。カットバックもキレキレで動きに無駄がない。パスプロは技術的に未熟な点もあるがまあまあ。ルートランナーとしては発展途上だがレシーブは問題なくスムーズにラン・アフター・キャッチもできる。ただし、ボールセキュリティは課題。ホームランはそこそこあるが、スピードで振り切るわけではない。」といったところ。足の短さ=重心の低さが良い方向に転んだ感じですね。そしてその足腰がまあ強靭で倒れにくさと瞬時の方向転換を容易にします。自らレーンを見極めアウトサイドへ一気に転換したり、タックルをすり抜けたりもできます。こういう1人でどうにかできるRBがいるととても助かるんですよね。アウトサイドゾーンとの相性が良いらしいのでケレン・ムーアHCのスキームにも合いそう。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">TE タイラー・ワーレン (ペンシルバニア州立大)</b></p><p>ジエンティが既に指名されていたらワーレン。モックではサンダースの前はワーレン指名予想が多く見られました。セインツ的にTEはニーズではありませんが、ロスターにずば抜けた選手がいないのも事実。WRも含めて競り合いに強いレシーバーが不在で、3rdダウンやレッドゾーンで決め打ちのパスを投げにくくなります。</p><p>評価を見てみると「パワーと脚力でディフェンダーを圧倒し確実にキャッチする。動きながら相手を封じ込めカバーできない状態にするのが得意。捕球範囲も広く、高さで競り合うことも、相手越しにキャッチすることもできる。倒すのが難しく、ラン・アフター・キャッチを得意とし、ランナーとしても活躍する。ブロックも堅実で手を抜かない。一方で、セパレート能力はそれほどでもない。パスプロは体重の掛け方など技術的に改善の余地あり。」だそうです。ルートランうんぬんよりも、プレスカバーに対しては一瞬の動きで相手を圧倒しオープンになり、それ以外の場合もセパレートできずともボディバランスと捕球力で何とかしちゃう。ゾーンカバーに対してはデザイン通りにシームに入れるのでオープンになりやすい。そして、やたらとガンガン当たりまくって走る、何ならパスも投げる。キャッチがちょーうまいテイサムヒルだと思えば良いのかな。ケガは多そう。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">WR テタイロア・マクミラン (アリゾナ大)</b></p><p>QBが不作でも何だかんだでWRは1巡候補がゴロゴロいる・・みたいな傾向がありますが、今年はここもそうでもない感じ。トップ10に値するタレントはいません。マクミランの場合はルートランに未熟さがあり、プレスカバーをちぎれない、トップスピードが遅め、そして最近話題になったフィルムスタディしてねーよ発言(プライベートでの会話が流出した)など、ちょいちょい爆弾っぽさがあるんですよね。それでも、ワーレンみたいなゴリゴリ系ではなく、ちゃんとWRとして滑らかな動きの中で捕球力や競り合いの強さを見せつけてくれるあたりに魅力を感じます。いまのセインツにはピッタリはまりそう。スラントやヒッチ(カール)といった短めのタイミングパスを得意とし、これはケレン・ムーアのスキームにドンピシャです。3年間欠場なしの耐久性も近年のチーム状態からすると極めて魅力的(苦笑)。良いところだけ見ると、いまのセインツにはこの人しかいないと思えるような選手です。</p><p>評価としては「6-4/219のポゼッションレシーバーとして理想的なサイズを持ち、長身を生かすだけでなく、ボディコントロールや集中力によってボールを確実にキャッチする。これを生かしてスムーズにラン・アフター・キャッチへ移行できる。リリース時の動きやトップスピードは決して速くないがクイックネスがありスムーズに動いてオープンになれる。プレスカバーには弱くセパレートできない場面もある。ルートラン自体は滑らかだがプレスにより動きを阻害される点が課題。直線的なルートは問題なさそうだが、複雑なルートは苦戦しそう。」なんだとか。ドレイク・ロンドンの劣化版みたいな感じだそうです。クイックネスで相手の動きを封じフリーになれるもののルートラン自体はそんなに滑らかさを感じないのが気になります。このあたりがセパレートしきれない理由なのかもしれません。一方、キャッチはスムーズな動きの中で集中してでき、特に手の出し方がうまいです。カバーされててもうまいところにボールが飛んでくればサッと手を伸ばして綺麗にレシーブできるのは見事。評価が難しい選手ですね。</p><p> </p><p>以上になります。私の中では、1巡をオフェンスに使うとしたらこの4名の誰かで決まりです。本音としてはサンダース以外でお願いしたい。</p>
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<link>https://ameblo.jp/yoda-da-yon/entry-12893809873.html</link>
<pubDate>Wed, 16 Apr 2025 09:12:24 +0900</pubDate>
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<title>カーは右肩手術で今季全休か?&ドラフトのニーズを確認</title>
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<![CDATA[ <p>QBデレク・カーが右肩を負傷しており手術する予定というニュースが飛び込んできました。</p><p>今季の開幕に間に合わないのはもちろん、下手をすれば全休もあり得るんだとか。30Mのベースサラリーと10Mのロスターボーナスをリストラクチャーにより全額保証した上でのこの話題。私は頭を抱えております。昨年のRTラムチェックと同じパターンです。最悪の場合2年連続の飼い殺しになります。おまえはデショーン・ワトソンか。</p><p>先発QB不在という状況になってしまいました。どうしましょう。</p><p> </p><p>それはそうとして、ドラフト前のニーズを確認しておきます。★が多いほどニーズ大という趣旨です。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">QB ★★★</b></p><p>カーが下手すりゃ全休、ラトラーは不発、ヘナーはへなへな、誰もいません。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">RB ★★★</b></p><p>カマラしかいない。そのカマラも徐々にではありますが年々衰えてます。ミラー?ケガばかりでほとんど出ないじゃん。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">WR ★★★</b></p><p>脳震盪5回のオラーベ(次やったら即引退)、半月板手術明けのシャヒード(膝のケガは時間かかる)、昨年スタッツを一気に落としたクックスと、計算できないメンバーしかいません。また、3人とも小柄でいわゆるポゼッション系がゼロなのもよろしくない。TEも含めて競り合いに強いタイプがいないんですよね・・。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">TE ★</b></p><p>何でも屋のテイサムヒル、レシービングのジュワン、バランス型のモロー、ブロッキングのストールと粒揃い。はっきり言ってニーズではないです。が、昨年のブロック・バワーズ(レイダース)みたいな候補がいれば別。今年もタイラー・ワレン(ペンシルバニア州立大)というそれっぽい候補がいるんですよ・・。9位でワレン指名できるならゴー、それ以外はいらない、というスタンスです。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">T 無</b></p><p>LTフアガ、RTペニングで問題ないでしょう、たぶん。控えは再契約したヤングでオーケー牧場。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">C/G ★★★</b></p><p>LGはほぼほぼ不在みたいなもんだし、Cマッコイは近年ケガが目立つし、RGルイーズは相変わらずびみょーだし、いずれにしても補強必須です。</p><p><br></p><p><b style="font-weight:bold;">DL ★★</b></p><p>0~1テクのNTタイプは先発ゴドショウのほか、サンダース、リッジウェイ、ボイドといるので良いとして、3~5テクで先発できそうなのがEdgeとのハイブリットなジョーダンぐらいしかいない。ブレジーもシェパードもローテ要員から脱却できてません。シェパードはなぜか契約延長してるぐらいだから期待を裏切らないでほしいところですが・・。できればアップグレードしたいですね。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">Edge ★★</b></p><p>ヤング、グランダーソン、ジョーダンといますが、ジョーダンは半分DLなのでもう1人ほしい。あと3人とも4-3DEタイプで、スピードやカバー能力も求められる3-4OLBに適した選手が1人はいてもらいたいところです。</p><p><br></p><p><b style="font-weight:bold;">LB ★★</b></p><p>ワーナーはケガかち、デービスは今年まで、というわけで控え兼デービスの後継者を仕込んでおきたいところです。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">CB ★★</b></p><p>このまま行くとアウトサイドをクールエイドとイェドム、ニッケルバックがテーラーで収まりそうですが、イェドムはちょっと物足りないというのがフロントやコーチの本音でしょう。</p><p><br></p><p><b style="font-weight:bold;">S ★★</b></p><p>リード補強は良いとして、相方のマシューが衰えまくってるのがなあ・・。試合終盤なぜかサイドラインにいることも多いし。ハウデンも結局まあまあ良い控えポジから抜け出せません。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">K 無</b></p><p>グルーピーでまあ良いかな。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">P ★★</b></p><p>結局1年間名前を覚えられなかったヘイボール。飛距離が伸びないからオフェンスが自陣深くで3凡しようものなら自動的に失点するし、ハーフラインから蹴ってもin 10yに蹴り込めないし・・。少なくとも競争要員は必須。</p><p> </p><p><b style="font-weight:bold;">LS 無</b></p><p>実はウッドが1番安定している。</p><p> </p><p>オフェンスはTEとT以外が全部ちょーニーズ。ディフェンスはとりあえずメンツはいるけど全ポジションがアップグレード希望。全体的にニーズが多すぎます。</p><p>以上をふまえて次回からドラフト候補を具体的に見ていきたいと思います。</p>
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<pubDate>Mon, 14 Apr 2025 19:52:22 +0900</pubDate>
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